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ことば 使い方で人格も変わる

 子どもたち、ことばは、古代日本では「言霊」と呼ばれ、尊ばれ、また畏(おそ)れられてきました。私もまたことばを尊び、畏れ、いつも大切に使わせてもらっています。君たちはどうですか。ことばは、いのちを持っています。そのことばを使った人に責任を負わせます。

 「死にたい」ということばは、使った人に死を求めてきます。今も日本で毎年多くの人たちが、インターネットのブログや掲示板に「死にたい」と書き込み、練炭火鉢や硫化水素で自らのいのちを失っています。いったい何人の人が本当に死にたかったのか。

 また、ことばは、それを使う人のこころを染め、人格や性格を変えてしまいます。醜いことばは、その人のこころや容姿まで醜くしていきますし、優しい美しいことばは、それを使う人のこころを洗い、そしてその人を輝かせます。子どもたち、このことばの恐ろしさに気付いていますか。

 今、君たちの周りは醜いことばで満ちています。家庭でも学校でも町でも「遅い」「何やってるんだ」「いいかげんにしなさい」「困った子ね」「がんばれ」「しっかりしろ」…、君たちを追いつめることばが氾濫(はんらん)しています。

 インターネット上では「うざい」「死ね」「消えろ」…、もっとひどい、人を死に追い込むことばが氾濫しています。哀(かな)しいです。そして、親からの先生からの大人たちからの、こころない厳しい醜いことばで、多くの子どもたちが傷つけられ、追い込まれています。

 子どもたち、水谷には、この国やこの国の大人たちをすぐに一挙に変える力はありません。でも、私は、今まで日本各地で2500回を超える講演を、160万人を超える人たちにしてきました。また今も、毎年数え切れないほどの講演を日本各地で、数十万人の人たちに対してしています。私は、いつもその中で、一人一人にことばの重さを伝えています。これからも伝えていきます。

 子どもたち、君たちにもお願いがあります。水谷に協力してくれませんか。日本をこの世界を、美しい優しいことばで満たすんです。私には、とっても好きなことばがいくつかあります。「いいんだよ」「ありがとう」「ごめんね」「がんばらない」「だいじょうぶ」…。

 これらの優しいことばを毎日たくさん周りに配ってくれませんか。親に、先生に、何より仲間たちに。必ず多くの笑顔と多くの優しいことばが、君たちのもとに返ってきます。そして、君たちのこころに温かい喜びをつくってくれます。

 最後にもうひとつだけお願いがあります。毎日、朝起きたら、鏡に向かって、鏡の中の自分に向かって、美しい優しいことばをいっぱい言ってあげてください。君たちの一日が必ず変わります。
-----------------------(中日新聞2008年6月2日)-----------------------------

今回の水谷先生の言葉は、私にはビンビン響きます。まさにその通りです。「死にたい」なんて言葉を口にすると、本当に死にたくなるのです。気をつけなければいけません。

ニュースで他の人が自殺をしたり、自殺を図ったりすると、必ず違う人が自殺をしようとします。どうしても同調してしまうのです。

水谷先生が言われるように、『美しい優しいことばをいっぱい言う』社会になるといいですね。交通事故死より多い自殺者の数・・・一人でも減ってくれれば、と願っています。
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posted by 一支国 | Comment(1) | 水谷先生のメッセージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めて投稿します。

すごく内容の濃いブログですね♪

また、お邪魔させて頂きます。
Posted by あやか at 2008年09月02日 12:49
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