八重子のハミング



価格: ¥ 500

商品の説明
出版社 / 著者からの内容紹介
夫婦で同時発病!老老介護11年間の軌跡。
自らはがんを発病、4度の手術から生還し、アルツハイマーの妻を11年間介護した夫。思いもよらなかった夫婦同時発病、これは4000日余りにも及んだ老老介護の軌跡である。迫り来る死の影に怯むことなく闘病、介護を続けながらも夫婦愛を浮き彫りにしている。彼が詠んだ約80首の短歌と共に綴り、現代の「智恵子抄」とも評された話題の単行本、待望の文庫化。単行本発売数か月後に他界した、愛妻の想い出を偲んで文庫用に加筆。

内容(「BOOK」データベースより)
思いもよらなかった夫婦の同時発病。夫は胃がんが発見され摘出手術。その直後、妻にアルツハイマー病の兆候が見え始めた―。その後、夫は三度のがん手術から生還する一方で、妻の症状には改善の兆しが見られなかった。自らも迫り来る死の影に怯むことなく闘病、そして献身的に妻の介護を重ねる日々…。“三十一文字のラブレター”短歌約八十首を詠み、綴った、四千日余に及んだ老老介護の軌跡。「現代の智恵子抄」とも評された話題の単行本、待望の文庫化。二〇〇二年末に他界した愛妻を偲んだ「終章」を補記。

◎老老介護の悲惨な話は聞くが、その中でもこれは跳びぬけて大変な状況だったと思う。本来なら介護してもらう立場の体で看病してあげなければいけなかったのだ。それも自分が死ぬかもしれないという状況の中で・・・。

看病しても看病しても一向に改善しない症状。それでもなお諦めずに看病する夫。先の見えない絶望と不安の中で、病の進行によって聞くことのできなかったはずの奥様のハミングが聞けた時は、さぞ嬉しかっただろうと思います。それは献身的な愛によって、少し病気の進行が改善された結果なのですから。

「病気即敗北者」ではありません。どんなことがあっても諦めない人は、人生の勝利者と言っていいと思います。私達に人間としての生き方を教えてくれる話ではないでしょうか。
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